2025年3月9日 春だから梅、ヶ枝餅。

Nikon D850 AF-S60㎜
梅ヶ枝餅である。太宰府天満宮の。
とは言うものの、メイドアット新宿の京王百貨店なのだけれど。それは、たまたま別用で伺った京王百貨店で九州物産展が開かれていたから。
何と無く懐かしくて梅ヶ枝餅を買った。懐かしくとは些か語弊があるが、以前仕事で太宰府に行った際そこで食べた梅ヶ枝餅が美味しかったという記憶が蘇ったのである。甘党のアンコの記憶は鮮明である。
実に久しぶりだ、本来なら太宰府でそうしたように焼きたてをすぐその場でとしたいところを押さえて、五つ包んで持ち帰った。もっとも柔らかな焼きたてを包んでいるから、それは些か情け無く潰れてしまう。お土産にと考えている場合は併売していた冷凍品がお勧めである。
デパートの催事場での調理だからか表面の焼きが浅いのか、記憶より餅が色白の様な気がする。だから梅花紋様が少々不明瞭だ。
などと些細な小言は一口食べれは雲散霧消である。餅が美味い。アンコがまた絶妙に美味い。そうそうこれこれと記憶の時差は一気に解消だ。持ち帰ったことで、温かさは維持されたものの、僅かに固くなって、これがまた美味しいのである。原材料にもち米とうるち米とある餅のせいか、固くなり方が巧みだと一人納得してしまう。
たい焼きや今川焼き、どら焼き、あんぱんと日頃のアンコは小麦粉に支配されているのであるけど、やっぱりアンコには米だなと大きく頷くのである。が、明朝またいつものアンコトーストを食べるとまた小麦粉に阿るのだろうと密かに思うのはアンコ好きだから。